レッド・デッド・リデンプションをクリアしたので総評。
プレイ時間19h、達成率76%
・ストーリ
1911年、開拓時代のアメリカを舞台にした西部劇。
家族を人質に取られたジョン・マーストンが
過去を清算し、家族との平和な日常を取りもどす作品。
元マフィアのジョン・マーストンを利用し悪を一掃しようと画策する政府役人
開拓地を牛耳り悪名を広めている元仲間達
一つの時代に幕が下りようとしてる黄昏時の話しである。
・キャラクター
主人公ジョン・マーストンは紳士的且つ粗暴でカッコイイ。
その他の政府役人、元マフィアの仲間、元マフィアのボス、メキシコの軍上層部、メキシコの革命家
詐欺師、墓荒し、アル中の武器商人など碌な奴がいない。
そんな中で序盤でお世話になるマクファーレン牧場の人々や
アルマジロ《地名》のジョンソン保安官
終盤に再開するマーストン一家などは常識人で殺伐とした世界の中で唯一の癒しである。
・システム
R★の箱庭アクションゲームという事もありシステムは殆どGTA4、5と同じ。
しいて違いを挙げるなら、車が馬になっている点とHPが自動回復性なくらい。
各地でお使いミッションをクリアしてメインストーリを進めていきながら
道中多数のミニゲームで遊ぶ事も出来る。
・アクション
GTAと同じTPSアクション。
特出すべきは馬の操作と、レッドアイという特殊技能。
馬の操作はGTAの車操作に比べると少し面倒だが、
生き物を操作している感覚があってなれると面白い。
レッドアイは射撃の際に時間を遅くし敵にマークを付ける事で
早打ちと精密射撃が可能になっている。
GTA5のマイケルと同じ能力+αといった感じ。
・画像、音楽
画像は綺麗だけど似たような風景が多く飽きてくる。
これは開拓時代だからしょうがないのかもしれないが、もう少しメリハリが欲しかった。
音楽は良い。
特に家族と再会する前のBGMは状況にマッチしていて感動した。
エンディングの音楽もカッコ良かった。
・欠点
同じ様な風景が続く為、オープンフィールドにも関わらず飽きてくるのが早い。
同じように自然が多いスカイリムは飽きなかったので、単調なんだと思う。
マップ構成にもうちょっとメリハリをつけてほしかったかな。
町中に入るとfpsが落ちる(カクつく)。
基本的に60fpsだろうが30fpsだろうが気にならない性質なんだけれど
今回は気になった。
GTAであんなにNPCがいても処理落ちしないのになんでだ?
アクション部分は問題ないのに不思議。
・総評《以下ネタバレ有》
GTA5をプレイした後という事もあり、GTA5への進化の布石が感じられた。
レッドアイシステムがGTA5の特殊能力に繋がったのも感慨深い。
没入感をあまり感じられなかったのは残念だが
西部劇を体感するゲームとしては秀逸であることは間違いない。
ただ、没入感云々は個人の好みが大きいと思うので
西部劇大好きって人はハマれると思う。
購入前にネット調べていたら壮絶なネタバレをくらった今作だが
レビューをするとなると触れざるを得ないのがラストシーン。
ラスト前にマーストン一家の温かい触れ合いミッションをやらせておいて
あのラストは悲しすぎる。
ジョッオオオオオオンン!!!!!!
って涙を流さずにはいられなかったよ。
開拓時代から近代化へと突き進むアメリカの一時代の終わりを見事に描いていたね。
しかし、GTA4も悲しいラストだったけどRDRは報われなさ過ぎだよ。
ハッピーエンドで幸せなマーストン一家を見ていたかったぜ。
次はPS3魔女と百騎兵をプレイ予定。
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レッド・デッド・リデンプション
評価 70 点 (100点満点中)
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